六月-水無月(みなづき)=六月の異称
- 花ごよみ
草木がまったく青くなり、また梅雨が続きます、農家は多忙なこの月です。紫陽花、花菖蒲、蜜柑、柿、栗の花が匂い、タツナミソウとナルコユリの花が野山を色どる。
- 柳しづれて
おばしまに柳しづれて雨細し
酔いたる人と京の山見る 寛
世にあらむ生きのたづきのひまをもとめ
雨の青葉に一日こもれり 左千夫
滝壺の岩に裂かるる水けむり
杉の青葉に這ひあがりたり 水穂
忘れたる昼餉にたちぬ部屋ごとに
暗くさみしき畳のしめり 憲吉
- 生活のヒント
梅雨どきになると、体調を崩しがちとなる、自分の体調をこの際再点検してみるのはどうだろうか。爪の縦の細い線は爪の老化現象。白く濁っていたら肝臓病。スプーン状に逆にそったら鉄分欠乏による貧血。
- 誕生石 真珠=パール(健康・富・長寿)
この月の生まれの人は移り気なところがあるのが欠点。熱があるかとおもえば冷えている、冷えているかと思うと熱がある、これはしかし一時的で、真実はひとたび深く相手を知れば、絶対によそ見をしないという性格。かけごとが上手で運が強く、大物になる見込みがある。